2012年 02月 28日
"Steelhead" Summer Run vs. Winter Run #2 |
では、その性格の違いについて、生物的な見地ではなく、釣師の立場で僕の独断的な考え方を書いてみます。
Steelheadはサマーラン、ウインターラン共に春に産卵をします。 大体5月前後です。 では、何を持ってサマーラン、ウインターランとなるかですが、基本的にはサマーランとして生まれた魚は全てサマーランで、ウインターランも同様にウインターランとなります。 産卵の為に淡水域に遡上を始める時期が夏か冬かの違いですが、サマーランと言えどもゆっくりと遅めに入ってくる魚も居ますし、ウインターランも春に上がるものも居ます。 一部ではスプリンガーなどと言われています。 スプリンガーも基本的にはウインターランです。 アトランティックサーモンと違い、スプリングランとは多少異なります。
Purple Kingでグリースドラインメソッドで出したヘン。 フライは水面下2cm程度を泳ぐ。
フライはアクロイド、グリースドラインにて。 着水と同時に背中を見せながらフライを咥える。
そのサマーランですが、前回の投稿にかなり乱暴な言い方で「ドライフライに出るかどうか」と書きましたが、ここがスティールヘッドの面白い部分です。 水温が下がる秋~初冬にかけて、基本的には「沈める」事を意識しますが「底を意識」する事はあまりありません。
前回も書きましたが、サマーラン・スティールヘッドは「鱒」のような性格で、かなりアグレッシブです。 水温がいい条件であれば、ドライフライ(ウェイキングフライ)への反応はとても良く、水深が6ft程度の水でもドライに出ます。 ドライフライやグリースド・ラインメソッドによるウエットフライ、水面から2cm程度を泳ぐフライを咥えます。 ですから、水温さえ極端に下がらなければ、シンクティップを使わなくても十分、釣果が望めます。 川での鱒釣りとお考え頂ければ分かり易いと思います。
通常のドライフライをデッドドリフトして釣る事も可能ですが、大型河川ではあまりデッドで釣る方法は用いられず、基本的にスイングで釣ります。 ウェイキングフライでスイングさせ、水面に白いV-waveという小さな波を作り、魚にフライを発見してもらい易いようにする方法です。 またはダンプ(湿った)フライと言われるようなフライを水面直下でスイングしたり、ダンプ・フライにリッフルヒッチで結び、水面に波を立たせてウェイキングとして使ったりします。
グリースド・ライン・メソッドで小型(Steelhead用としては)のウエットを使い、フライの横を見せるようにしてスイングする方法もかなり効果的です。
勿論、水温が低めで水面への反応が悪いと思われる場合は、シンクティップを使用しますが、先ほども申し上げたとおり、沈める事はしますが、あまり底を意識する事が少ないです。
フライはグリーンハイランダー、夏の高水温期のアグレッシブなSteelhead
では、次回はウインターランに関して少し掘り下げてみます。
Steelheadはサマーラン、ウインターラン共に春に産卵をします。 大体5月前後です。 では、何を持ってサマーラン、ウインターランとなるかですが、基本的にはサマーランとして生まれた魚は全てサマーランで、ウインターランも同様にウインターランとなります。 産卵の為に淡水域に遡上を始める時期が夏か冬かの違いですが、サマーランと言えどもゆっくりと遅めに入ってくる魚も居ますし、ウインターランも春に上がるものも居ます。 一部ではスプリンガーなどと言われています。 スプリンガーも基本的にはウインターランです。 アトランティックサーモンと違い、スプリングランとは多少異なります。
Purple Kingでグリースドラインメソッドで出したヘン。 フライは水面下2cm程度を泳ぐ。
フライはアクロイド、グリースドラインにて。 着水と同時に背中を見せながらフライを咥える。
そのサマーランですが、前回の投稿にかなり乱暴な言い方で「ドライフライに出るかどうか」と書きましたが、ここがスティールヘッドの面白い部分です。 水温が下がる秋~初冬にかけて、基本的には「沈める」事を意識しますが「底を意識」する事はあまりありません。
前回も書きましたが、サマーラン・スティールヘッドは「鱒」のような性格で、かなりアグレッシブです。 水温がいい条件であれば、ドライフライ(ウェイキングフライ)への反応はとても良く、水深が6ft程度の水でもドライに出ます。 ドライフライやグリースド・ラインメソッドによるウエットフライ、水面から2cm程度を泳ぐフライを咥えます。 ですから、水温さえ極端に下がらなければ、シンクティップを使わなくても十分、釣果が望めます。 川での鱒釣りとお考え頂ければ分かり易いと思います。
通常のドライフライをデッドドリフトして釣る事も可能ですが、大型河川ではあまりデッドで釣る方法は用いられず、基本的にスイングで釣ります。 ウェイキングフライでスイングさせ、水面に白いV-waveという小さな波を作り、魚にフライを発見してもらい易いようにする方法です。 またはダンプ(湿った)フライと言われるようなフライを水面直下でスイングしたり、ダンプ・フライにリッフルヒッチで結び、水面に波を立たせてウェイキングとして使ったりします。
グリースド・ライン・メソッドで小型(Steelhead用としては)のウエットを使い、フライの横を見せるようにしてスイングする方法もかなり効果的です。
勿論、水温が低めで水面への反応が悪いと思われる場合は、シンクティップを使用しますが、先ほども申し上げたとおり、沈める事はしますが、あまり底を意識する事が少ないです。
フライはグリーンハイランダー、夏の高水温期のアグレッシブなSteelhead
では、次回はウインターランに関して少し掘り下げてみます。
by samurai_fisher0_0
| 2012-02-28 11:14
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